人事労務管理

採用から退職までの労務相談

人を採用する、つまり雇用するということは、労働契約を締結するという法律行為であり、採用が決定したということは、労働契約が成立したということです。

労働契約は、たとえ電話で申込みと承諾の合意をしたものであって顔を知らなくても、また一日も働いていなくても成立します。したがって、前日電話で労働契約が成立し「労働者」になっている者が、就業のために出勤する途中で被災した場合は、「通勤災害」に該当します。

このように労働契約が成立すると、有期労働契約や試用期間をはじめ、労働条件の決定、職場環境(セクハラ、パワハラ等)、賃金、労働時間、休憩・休日、時間外・休日労働、年次有給休暇、母性保護・育児・介護等、人事異動、懲戒処分、解雇、退職をめぐるさまざまな問題に直面することになります。

採用から退職に至るまでの間に直面するさまざまな問題にお困りの際は、当事務所へご相談ください。


人事制度の策定・導入支援


目標面接・人事考課者訓練

個人の希望を勘案しながら誰にどのような職務を与えて成長させるか、また、与えた職務をどう見直すかという育成、配置、異動、昇進などは、社員の皆さまのモチーベーションに関わる極めて重要なものです。

目標面接は、職位ごとに求められる能力、職務内容、任用要件を示したキャリアパスを如何に個々人に浸透 ・ 徹底させていくかにかかっており、これが曖昧なままだと人材の育成と活用はままならず、公平性、納得性、そして信頼性も得られにくくなります。社員の皆さま一人ひとりの意思と適性そして能力に応じた育成と活用が行われることで、職務経験の蓄積を通じた職業能力も高まり、その適切な評価をもとに処遇が決定されていくことへとつながります。

ただし、その  適切な評価  のためには、考課者が考課の理念とルールの内容を正しく理解すること、また、全考課者の価値判断基準の調整と統一を図ることが不可欠です。 

当事務所では、目標面接や人事考課において、キャリアパスや人事考課表の設計から運用までをご提案し、トータルな連動性のもとに個人の働きがいや生産性の向上が実現できる仕組みづくりをお手伝いいたします。